お絵描き初心者が買うべきおすすめの色の塗り方の本2選【レビュー】

スポンサーリンク
塗りの本 お絵描き
スポンサーリンク

お絵描き/イラストのガチ初心者で悩みがちなのはずばり「色の塗り方」。

私自身も、2021年からお絵描きをやっている身であり、描き方や塗り方に関する本(参考書)を5冊買うなどして今現在も「色の塗り方」を研究中です。

塗りの本を買う前は、ネットやYoutubeなどを通じて「色の塗り方」を学んでいましたが、人によって色の塗り方は全くと言っていいほど異なり、また、好きなイラストレーターさんの絵を模倣しようとしても、そもそもどうやったらそんな塗り方ができるのか全然分からなくて模倣すらできないんですよね…。

そこで、塗りを学べる本を購入しよう!と思い当たるわけですが、ネットでおすすめされている本って大体はまとめサイトで、サイト主は実際に本を購入せず、口コミ等だけでおすすめしているサイトが多くあります。

そのため、私が実際に買って読んでみても、「この本はお絵描きガチ初心者におすすめできる塗りの本じゃないよね…」と思うこともしばしば…。

そこで、今回は、私と同じようなお絵描き/イラストガチ初心者の方にも本気でおすすめできる「塗りの本」2冊+その他実際に購入した2冊の塗りの本について、私のレビュー(評価)とともにご紹介していきたいと思います!

※私自身、実際に絵を描いています。興味があれば是非ご覧ください。→【pixiv】【Fantia

スポンサーリンク

とことん解説!キャラクターの「塗り」入門教室

お絵描きガチ初心者の方で、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使っている方には一番おすすめする本です!(クリスタ使用者でなくともおすすめです!)

乃樹坂くしお先生の本で、どちらかというと、「とことん解説! キャラクターの描き方入門教室」の方が人気/有名かもしれませんが、塗りの方法を学ぶのであれば断然「とことん解説!キャラクターの「塗り」入門教室」がおすすめです。

この本の良いところは、色の塗り方の解説が非常に丁寧な点。

アニメ塗り・ブラシ塗り・グリザイユ画法(塗り)・モノクロ塗り+グラデーションマップ塗りの4つの塗り方が解説されており、一つの塗り方だけで30~45ページものページを割いて解説がされています。

説明が不足してるなぁと感じることはほぼないぐらい、丁寧な解説になってます。

(因みに、後述する他の塗りの本では、一つの塗りに割いているページ数は多くても20ページぐらいであり、大体は15ページ程度です。)

キャラだけでなく、背景の塗り方も丁寧に解説されているため、お絵描きガチ初心者にとって至れり尽くせりの内容です。

また、お絵描きガチ初心者が悩みがちなレイヤー構造やレイヤーの分け方についても学ぶことができます。

くしお先生のレイヤー構造/分け方は、パーツ毎の丁寧なレイヤー構造のため、非常に参考になりますし、私の現在のレイヤー構造/分け方の基礎となってます。

レイヤー構造/分け方は人によってパーツ毎に分ける人もいたり、少ないレイヤー数で十分という人もいたりして正解がなく、ネットで調べてもどちらでも良いという意見が大半で悩みがちなところであると思うので、お悩みの方は、この本のくしお先生のレイヤー構造/分け方を基礎にすると良いと思います。

お絵描きガチ初心者の1冊目の本としてめちゃくちゃおすすめです!

スポンサーリンク

デジタルイラストの「キャラ塗り」最強辞典

2番目におすすめする本となります。

『とことん解説!キャラクターの「塗り」入門教室 』で、色塗りの基礎を学んだあとに、他の塗りも学びたいなという方におすすめの本です。

こちらもクリスタを用いた塗りを解説している本なので、クリスタ使用者は特にとっつきやすいと思います。

といっても、基本的な機能(ツール)の名称は似通っているので、クリスタ使用者でなくとも特に問題はありません。

この本の素晴らしいところは、イラストメイキング動画が見られる点です!

お絵描きガチ初心者にありがちな経験だと思いますが、「この部分ってどうやって塗っているんだろう?」と疑問に思うことも多いと思います。

そういうことに疑問に感じる私のような方は、恐らく、イラストメイキングの動画を探して視聴すると思いますが、イラストメイキング動画ってほぼ倍速再生でまとめられた動画ばかりで、結局どうやって塗っているのか分からない!ってなることが多いんですよね。

また、購入した塗りの本自体の解説が十分でなく、結局この部分ってどう塗ればいいんだ…ってなることもよくあります。

そういう悩みや疑問にフォーカスしてくれる本がこの塗りの本です。

本で紹介されているイラストのイラストメイキング動画をWeb上で閲覧可能です!

等倍速なので、早すぎてこの部分の塗りどうやってやっているんだ!ということにもならず、じっくりプロのイラストレーターの塗りの仕方を見ることが可能です。

イラストメイキング動画は、パーツ毎に分かれているので、見たいパーツの部分だけを集中して見れる点も良いですね。

なお、イラストメイキング動画のダウンロードはできないため、毎回Web上で見る必要があります。

そこだけちょっと残念ですが、基本家で見ると思いますし、お気に入り登録(ブックマーク登録)などしておけば良いのでまぁ良いかなという感じです。

その他、「レイヤー分けCLIPファイル」や一部の「カスタムブラシ」など、購入特典が貰えます。

イラストメイキング動画が特典として見れる本はそうそうないので、めちゃくちゃおすすめします!

スポンサーリンク

その他購入した塗りの本の紹介

私が実際に購入したその他の塗りの本の簡単なレビュー/評価です。

購入を検討していた本があれば参考までにご覧いただければと思います。

プロ絵師の技を完全マスター キャラ塗り上達術 決定版

お絵描きガチ初心者には向かない本だと思います。

ある程度お絵描きができるようになって、塗りの幅を広げたいと思っている方向けの本かなという印象です。

塗りの解説については結構省かれている感じで、どうやって塗ればいいの?という疑問がすぐに出てきてしまいます。

購入特典の「レイヤー別完成イラスト」を見ながら時間をとって研究できる方にとっては良いかもしれませんが、そこまでしたくない!っていう私のような人には向かないですね。

なお、購入特典(カスタムブラシ等)目当てで買ってもいいかもしれません。

また、好きなイラストレーターがいるのであれば買っても良いのかなと思います。

「キャラの背景」描き方教室

背景を描く方で有名な、よー清水さんの本です。

背景の塗りの仕方を学びたいなと思ったときに、この本の購入を検討される方がいらっしゃるかもしれませんが、この本は、制作過程の一から百すべてを懇切丁寧に解説してくれるような本ではありません。

背景の塗りのノウハウ(考え方など)を知ることはできるのですが、本を見るだけで本と同じものがすぐに描けるようにはなりません。(『とことん解説!キャラクターの「塗り」入門教室』であれば、本と同じようなものが描けるぐらいの解説がされてます。)

本を読みながら実際に自身で描いてトライ&エラーを何度も繰り返して学んでいくタイプの本で、初心者向けではないですね。

ただし、背景の塗り方のノウハウが学べる点、また、購入特典のブラシが秀逸ですので、買っても損はしない本かなとは思います。

補足情報となりますが、この本のイントロダクションから第一章までのページについては、よー清水さんのTwitterで無償公開されています。

そちらを読んでみて、自分に合うかどうか判断するのも良いと思います。

因みに、この本を参考にして書いたエフェクト背景付きのイラスト描いてます。

pixivで見れますのでよかったらご覧ください。(メジロマックイーンとトウカイテイオーのイラストの背景です。)

マンガキャラ塗り方 基本&プロ技テクニック

2021年11月に発売した塗りの本で、おすすめしている塗りの本の一つの『デジタルイラストの「キャラ塗り」最強辞典』と同様、動画付きのものです。

動画付きのものは勉強になるので期待して購入しましたが、お絵描きガチ初心者向けではないかなと思います。

まず、動画が等倍速となっていない点。(絵師さんによって等倍速だったり途中で倍速入ったり、倍速ばっかだったりと設定が違うようです。)

再生速度自体は変更できますが、元が何倍速になっているかは分からないため、また、途中から倍速に入ったりするためこっちで調整しようにもしきれないのが難点です。

次に、レイヤー分けCLIPファイルがない点。

購入当初から無いのは知っていましたが、やはりレイヤー分けCLIPファイルが特典として無いと、本に記載してある以上の内容を読み取ろうとするときに詳細が分からず不便です。

どこに塗ったのか、どんなレイヤーを使ったのかを確認するときにいちいち本を確認してどこに記載してあるか確認する作業が入るため手間です。

(なお、練習用の線画データや完成絵(JPEG)は特典としてあります。)

レイヤー構成についても、章の最初の方のページに紹介されているだけであり、また、絵師さんによってはレイヤー構成の画像が非常に小さく掲載されており、見えなくはないですが非常に不親切な設計となっています。

また、個人的に、逆光のイラストがほとんどなのも残念です。

お絵描きガチ初心者で最初から逆光の絵を描こうとする人もいないでしょうし、半分くらいは逆光じゃないイラストにしてほしかったですね。

最後に、イラスト動画はダウンロードできない点と動画ページをブックマークしていても再度ページを開くときにPWを求められる点は残念です。

セキュリティ上、毎回PWを求めるのは必要だとは思いますが利便性に欠けますね…。

悪いことばかり書いてしまいましたが、書籍の内容は、画像と説明文でなるべく分かりやすくなるよう記載されてあり、本の内容だけでみれば『「キャラ塗り」最強辞典』や「キャラ塗り上達術」よりも段階を踏んで細かく説明があり多少分かりやすいかなとは思いました。

レイヤー分けCLIPファイルがあれば、おすすめする塗りの本にしていたと思います。

スポンサーリンク

補足:紙の(単行)本を買うか電子書籍を買うか

最近だと、電子書籍版も買えたりしますが、電子書籍ではなく紙の本をおすすめします。

電子書籍をタブレット端末で見る場合、全体のページを把握するのが難しくて探しているページを探すのが紙の本より困難である点と、タブレット端末の画面の大きさによっては拡大しないと見づらいという点で、利便性に欠けます。

持ち運びや、部屋に物が増えないという点でメリットはあるのですが、個人的には紙の本の方がおすすめです。

おわりに

今回は、お絵描きガチ初心者向けの塗りの本について、私自身のレビューとともにご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

正直、お絵描きしていない人や最初からお絵描きが上手い人が紹介する本って、信憑性がなかったり、お絵描き初心者目線の紹介とはなっていなくて購入したときに思ってたのと違う、買って後悔した…となることが多いです。

そのため、私の記事で、そのようなギャップがなくなれば良いなと思ってます。

お絵描き
スポンサーリンク
スポンサーリンク
あくをフォローする
スポンサーリンク
あくぶろ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました