お絵描きをするためにiPad Proやipad AirなどのiPad製品を購入した人は、紙のような書き心地を求め、ペーパーライクフィルムの購入を検討するかと思います。
私自身、お絵描き用途でiPad Pro 11インチを購入し、ペーパーライクフィルムも後日購入しました。
そんな中、ネットで調べても、お絵描きをしていないような人が運営している単なるまとめ記事や、単に企業案件で取り上げているような記事が多く散見され、どのペーパーライクフィルムを購入していいか分からない!という人も多いかと思います。
そのため、今回は、実際にお絵描きをしている初心者の私が購入したペーパーライクフィルム(着脱式かつケント紙のペーパーライクフィルム/着脱式ではない上質紙のペーパーライクフィルム)2点をレビュー付きで紹介し、特におすすめのもの1選をご紹介したいと思います!
※私自身、2021年から実際に絵を描いています。興味があれば是非ご覧ください。→【pixiv】【Fantia】
エレコム 着脱式ペーパーライクフィルム ケント紙(レビュー/評価)
私が一番最初に購入したペーパーライクフィルムで、3か月ほど使用していました。
当時の購入の決め手は以下の通りです。
- お絵描きしないときは外せる。{ペーパーライクフィルムは視認性が多少悪くなる(クリアでなくなる)ため、お絵描きしていないときは外せるのが利点。}
- ケント紙なのでペン先が削れにくい。(上質紙タイプもあります。)
実際に使ってみてのレビューは次からご紹介します。
ペーパーライクフィルムが着脱できる
ペーパーライクフィルムは貼ってしまうと画面が多少クリアでなくなるという話をネットで見たことがあり、このペーパーライクフィルムが発売されたときに、着脱できるなんてこれは凄い!画期的だ!と思って私はすぐに購入しました。
しかし、よくよく考えれば、画面に貼るフィルムというものは、画面に傷がつかないようにする役目も担っているため、お絵描きをしていないから外して使おう!とは思わないんですよね…。
また、外してまた貼ろうとするときに、画面の埃とかを拭いてからつけなければいけないので意外と手間です。
そのため、私は着脱式のペーパーライクフィルムであるものの、貼ってから一回も外すことなく使用していました。
一応、画面に他のフィルムを貼った状態で着脱式のペーパーライクフィルムを貼ってもお絵描きはできますが、公式では直接画面に張り付けるよう注意も記載されていますので、そのような使用をする際は自己責任で使用してください。
ケント紙の描き心地
着脱式ペーパーライクフィルムはケント紙と上質紙タイプの二種類があります。
私は、貧乏性なので、ペン先が早く削れるのが嫌だなと感じケント紙タイプを購入したのですが、今思えば失敗だったなと思います。
お絵描き初心者には、ケント紙ではなく上質紙タイプを強くおすすめします。(これは、ペーパーライクフィルム全般に言えます。)
というのも、この着脱式ペーパーライクフィルム(ケント紙)の描き心地は、ケント紙に描いている感じでもないが、直接iPadに描いている感じでもない、中間ぐらい(またはケント紙より)の感じの描き心地です。
描いているときの多少の引っかかり(ザラザラ感)はあるのですが、私の場合、曲線を描くときに結構ペン先がツルッと滑ってしまうことがよくありました。
勿論、私自身お絵描き初心者なので、描きなれていないだけだろ!と思われてもしょうがないのですが、お絵描き初心者あるあるで、上手く描けないのを製品のせい(今回で言えばペーパーライクフィルムのせい)にして言い訳することは多々あります。
上手く描けないと当然ですがモチベも下がりますし、初心者であれば特にですが、上手く描けないからやめてしまおうと思ってしまう方も多くいるかと思います。
そういうことにならないためにも、ケント紙ではなく上質紙タイプのペーパーライクフィルムを私は強くおすすめします!
因みに私が現在使っているペーパーライクフィルムは上質紙です。(上質紙タイプのペーパーライクフィルムのレビューは次の製品レビューにて記載します。)
画面が白っぽくなる(白くなる)
着脱式のペーパーライクフィルムは、画面に貼ると、思っていた以上に白っぽくなり、視認性が悪化します。
アンチグレア加工(反射防止)やブルーライトカット機能があるので仕方ないのかもしれませんが、正直、私は結構気になりました。
初めて買ったペーパーライクフィルムが着脱式だったので、これぐらい白っぽくなるのが普通なのかと当時は思っていましたが、後述の別のペーパーライクフィルム(反射防止タイプ)を購入したときは普通にクリアだったのでこんなにも違うのかと驚きを隠せませんでした。
お絵描きするうえで色味って結構大事で、ブルーライトカット眼鏡の有無だけでも大きく色の印象が異なってしまうことがよくあるため、個人的にはこの白っぽさはデメリットかなと思います。
画面端の浮き(隙間)
ナノサクションが付いているところの画面端が若干浮いており、隙間があったため、画面端で描くのには不向きでした。(私自身は画面中央で基本的に描いていたためそこまで気になりませんでした。)
しかし、2021年6月に早々にリニューアルしたようで、画面端の浮き感(隙間)が少なくなるよう改良したようです。
私が持っているものはリニューアル前のものなので、リニューアル後のものについては今回レビューできません。
総評
白っぽくなるのが気になるため、個人的にはおすすめはしませんが、お絵描きのときだけペーパーライクフィルムを貼り、それ以外のときは剥がして使いたいって方にはおすすめできる商品です。
私は、ケント紙タイプを購入してしまいましたが、お絵描き初心者の方や紙のような描き心地を求めている方は、上質紙タイプの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
エレコム ペーパーライクフィルム 反射防止/上質紙タイプ(レビュー/評価)
私が購入した二つ目のペーパーライクフィルムで、お絵描き初心者にはおすすめのペーパーライクフィルムです。(現在も愛用しています。)
実際に使ってみてのレビューは次からご紹介します。
ペーパーライクフィルムの着脱はできない
当然ですが、このペーパーライクフィルムは着脱式ではないため、普通のペーパーライクフィルムと同様、貼ったらもう着脱することはできません。
貼り換えたいときは剥がして違うフィルムを別途貼る必要があります。
上質紙の描き心地
引っかかり(ザラザラ感)がちゃんとあり、曲線を描く際もツルッと滑ることなくちゃんと描けます。
ペン先が消耗しやすいというデメリットはありますが、紙のような描き心地を求める方やお絵描き初心者の方は、ケント紙ではなく上質紙タイプのものが良いと思います。
先ほども記載しましたが、上手く描けないとストレスにもなりますし、モチベを環境(機材等)に左右されないためにも、ケント紙と上質紙を迷っている方には上質紙を強くおすすめします。
画面が白っぽくならず綺麗
着脱式では白っぽくなる現象がありましたが、着脱式ではないこちらのペーパーライクフィルムでは、全然白っぽくなく、とても画面がクリアです。
着脱式ペーパーライクフィルムと同様、反射防止機能が備わっていますが、ブルーライトカット機能はありません。
ブルーライトカット機能の有無で白っぽくなるかどうかが変わるのでしょうか…?不思議ですね。
画面はクリアな状態が良いよ!って方は着脱式ではない方が断然良いですね。
総評
画面もクリアで、白っぽくならず、また、描き心地についてもしっかりとした描き心地(引っかかりやザラザラ感がちゃんとある)となっているため、非常におすすめです!
私自身、現在使っているペーパーライクフィルムがこれなので、もしペーパーライクフィルムで迷っているという方は、この着脱できないペーパーライクフィルム(反射防止/上質紙タイプ)を強くおすすめします!
購入する際は、自身の持っているiPadのサイズに適したサイズかつケント紙or上質紙タイプを間違えずに購入しましょう!
おわりに
今回は、着脱式/ケント紙/上質紙タイプのペーパーライクフィルムについて、レビュー/評価をしつつおすすめの商品を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめサイトや口コミ、ECサイトのレビューは参考にならないことが多く、買ったときに後悔することもあるので、少しでもこの記事が参考になればと思っております。
なお、 もし購入する際は、自身の持っているiPadのサイズに適したサイズかつケント紙/上質紙タイプを間違えずに購入してくださいね!
一緒にお絵描き上手くなりましょう!
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