バイクに乗るにあたって保険を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
不思議なことに、バイクの保険加入率は全体でたったの43%です。
正直謎ですよね・・・。
車とは異なり、バイクはヘルメットやプロテクターでしか身体を守れません。
また、事故を起こした場合、人の生命や財産を傷つけてしまうこともあります。
それにもかかわらず、保険の加入率は低いってどういうことなんでしょうね・・・。
自身または相手方を守るためにも保険というのはとても重要なものとなってきます。
そこで、今回は保険選びのポイントやおすすめを紹介していきたいと思います!
保険は入りたいけどなるべく安く済ませたいって方には必見の内容です!
※出典元:損害保険料率算出機構 自動車保険の概況 2018年度版(2019年4月発行)
保険屋のおすすめ
- チューリッヒ
- アクサダイレクト
- 三井ダイレクト損保
有名どころは上に掲げた3つの会社のバイク保険です。
保険屋(保険会社)は他にも色々ありますが、私はこの3つから検討をしました。
なるべく安く済ませたいという方は、他の保険屋も検討すると良いでしょう。
主要なバイク保険を一括見積りできるサイトがありますので、リンクを貼っておきます。迷っている方や安い保険を選びたい方などは、以下のサイトや他の一括見積りできるサイトで比較検討してみることをおすすめします。
補償内容で変更を検討すべき事項
- 対物賠償保険
- 対物超過特約
- 搭乗者傷害保険(医療保険金:一時支払い)
- 人身傷害保険
- 遂行品特約
- 自損事故傷害特約
- 弁護士費用等補償特約
- 自転車賠償特約
- 盗難時の臨時費用特約
- ファミリーケア特別見舞金特約
- 傷害特約
- 地震等による死亡一時金特約
補償内容で変更が可能な補償は上に掲げたものです。(補償の名称は保険屋によって若干異なります。今回はチューリッヒで用いられている補償の名称を主に記載しております。)
ただし、保険屋により変更できる補償や変更できない補償は変わりますので、変更できる補償については以下に記載する内容を参考にして決定していただければと思います!
なお、なるべく安く済ませたいと思う方も多いと思いますので、今回はそういった方向けに補償の要・不要などを紹介していきたいと思います!
1.対物賠償保険
対人賠償保険同様、限度額は「無制限」を選択しましょう。
保険加入の最大の目的は、対人賠償保険と対物賠償保険にあると思っています。
ここの限度額をケチってしまうと、実際に事故を起こしたときにとんでもない金額の賠償を請求され、支払うことができないといった事態になってしまうため、限度額は迷わず「無制限」にしておきましょう。
2.対物超過特約
この特約は「なし」を選択する形で良いでしょう。
対物超過特約について軽く説明すると、相手の車に損害が生じた場合、基本的には対物賠償保険で支払われますが、修理費が時価額を超過した場合は対物賠償保険の保険適用外となります。
その部分を担保するための保険(特約)が対物超過特約となります。
保険を安く済ませる場合は「なし」で良いでしょう。
3.搭乗者傷害保険(医療保険金:一時支払い)
この保険は「200万円」を選択する形で良いでしょう。
搭乗者傷害保険は、自身がバイクで事故を起こし死傷した場合に支払われる保険となります。
私がおすすめする三社の中で唯一、三井ダイレクトだけ「なし」を選択することができますが、万一の死傷に備えて最低額の「200万円」を入れておいても良いと思います。
4.人身傷害保険
この保険は「なし」を選択する形で良いでしょう。
人身傷害保険と搭乗者傷害保険の保険内容は、いずれも事故を起こし、死傷した場合に支払われる保険といった点で似た内容の保険です。
安く済ませるという観点からみれば、搭乗者傷害保険である程度のカバーができているため、「なし」で良いと思います。
5.遂行品特約
この特約は「なし」を選択する形で良いでしょう。
遂行品に生じた損害という限定的なものなので、なくても特に問題ないと考えます。
6.自損事故傷害特約
この特約は「なし」を選択する形で良いでしょう。
自損事故傷害特約は、単独事故を起こした際に適用される保険です。
「なし」で良いと思います。
7.弁護士費用等補償特約
この特約は人によって意見がわかれるかと思いますが、私は「あり」を選択しました。
というのも、実際に事故を起こし/または事故に巻き込まれた際に、保険屋さんは当事者間の交渉を仲介しません。
そのため、当事者同士で処理・解決することになるのですが、相手によっては交渉が難航する場面が出てくると思っています。
そういうときに、面倒な交渉事を弁護士の方に任せられるのは非常にメリットがあるため、私は多少保険金額が高くなろうとも弁護士費用等補償特約は「あり」を選択しております。
なお、安く済ませるという観点からみれば、「なし」を選択するのが良いでしょう。
8.自転車賠償特約
この特約は「なし」を選択しましょう。
自転車の運転により他人に損害を与えてしまった場合に適用される特約であり、バイク搭乗時の事故と関係がないため「なし」で問題ありません。
9.盗難時の臨時費用特約
この特約は「なし」を選択しましょう。
保険でもらえる金額も微々たるものですので、入るメリットはありません。
10.ファミリーケア特別見舞金特約
この特約は「なし」を選択しましょう。
ファミリーケア特別見舞金特約は、搭乗者保険に付けられる特約の一種で、死亡保険金や後遺障害保険金が支払われる場合に追加で支払われる保険です。
適用される場合も限定的ですので「なし」で問題ないでしょう。
11.障害特約
この特約は「なし」を選択しましょう。
バイクに乗っていないときに死傷した場合の保険ですので、「なし」を選択するのが望ましいです。
12.地震等による死亡一時金特約
この特約は「なし」を選択しましょう。
地震等の天変地異により死亡した場合の保険であり、範囲が限定的ですので、「なし」で問題ないでしょう。
年間予定走行距離には注意!
保険の見積りを取るにあたって、年間予定走行距離というものを申告する必要があります。
私は保険の申し込みをした後に気づいたのですが、年間予定走行距離によって保険金額が大きく異なります。
例えば、チューリッヒでは「3000km未満」と「3000km以上5000km未満」で、約9000円ほど保険金額が異なります。(なお、免許証の色や年齢によって金額が多少前後する可能性があります。)
私は、初めて保険に加入した際、「3000km以上5000km未満」で申告しましたが、土日に街乗りしかしていなかったため、年間予定走行距離は1000km満たしませんでした。
年間予定走行距離によって保険料が異なることに気づいたときは相当後悔して落ち込みました…。
そのため、基本、街乗りしかしない方は「3000km未満」、選択肢があるのであれば「1000km未満」などの短い距離を選択することをおすすめします。
逆に、ロングツーリングをガンガンするぜ!土日は基本県外に赴くぜ!という方は「3000km以上」やそれ以上の選択肢を選択すると良いでしょう。
因みに、年間予定走行距離がオーバーしてしまった場合は、保険屋にすぐに連絡しましょう。
場合によっては保険金額が変更となります。
実際に保険に入って1年後、年間予定走行距離に全然満たなかったよ!って場合もあるかと思いますが、保険料の返還などはされません。
保険料が勿体ないので、初めてバイクを購入して保険に入る方は、街乗りだけなのか、ロングツーリングもするのか、基本土日のみの使用となるか、平日休日かかわらず使用するかなど、自身がどのようなときにバイクに乗るかを考慮して、軽めに年間予定走行距離を見積もった方が良いかと思います。
保険屋によって異なるロードサービス(レッカーサービス)
- チューリッヒの場合:レッカー100kmまで無料(保険屋指定修理工場の場合は距離制限なし)
- アクサダイレクトの場合:レッカー50kmまで無料(保険屋指定修理工場の場合は距離制限なし)
- 三井ダイレクト損保の場合:レッカー50kmまで無料(JAF会員の場合65kmまで無料)
※上に掲げる内容は、2021年7月現在のサービス内容です。サービス内容が変更となっている場合もございますのでご留意ください。
ロードサービスで特に気にする必要があるサービスはレッカーサービス(故障車の牽引サービス)です。
そもそも、バイクを購入する際に、バイク屋でロードサービスの加入を勧められる場合があります。
大手のバイク屋だと、ロードサービスを無料としているところもありますが、小さなところだと、独自のサービスとしてロードサービスを行っているところがほとんどであり、その大部分が有料のサービスとなっていると思われます。
バイク保険にはロードサービスが付帯しているため、サービスの重複の観点から、私もそうでしたが、バイク屋で独自に行っているロードサービスを断る場合も多いかと思います。
このような場合、保険で付帯するレッカーサービスの距離がどこまで無料なのか気にする必要があります。
なるべくなら、レッカーサービスの距離が長い保険屋が良いですよね。
因みにですが、JAF会員の方であれば、ロードサービスが無料で付いてきますが、レッカーサービスは15km無料という感じで、無料でサービスを受けられる距離としては相当短いです。(2021年7月現在)
バイク屋でロードサービスがなかった場合や有料のためロードサービスの購入を辞退した方は、バイク保険で勝手についてくるロードサービスの内容も目を通したうえで、どこの保険屋がいいかの検討をすると良いと思います!
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おわりに
今回はバイク保険について紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか?
バイクの保険加入率は低いと言われており、正直なんでこんな少ないんだろうと思うところはありますが、生命や財産を守るうえでも保険には入っておくことをおすすめします。
因みに私は、価格とロードサービスの観点からチューリッヒの保険を選んで入ってます!
保険を検討している方は、各保険屋のホームページに行って個別で見積りするか、以下のような複数見積りができるサイトで是非見積りをしてみましょう!
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