スラロームって最初の頃は全然上手くできませんよね。
私が最初にやったときは三角コーンに突っ込んで、吹っ飛ばしていましたね…。
そんなスラロームですが、卒検前のみきわめのときに、教官から「課題の中では一番上手い!」と太鼓判を押されるぐらいには成長しました!
そこで、スラロームのコツや手順、流れや注意点(注意事項)について今回はお教えしたいと思います!
そもそもスラロームとは?
直線に等間隔で置いてある五つの三角コーンの間を通り抜ける課題のことです。
アクセルワークやバランス感覚を養うための訓練ですね!
バイクを倒すことを怖がってしまう人は結構大変になる課題だと思います。
目標タイム
- 普通二輪 8秒以内
- 大型二輪 7秒以内
(※卒検時はタイムオーバーやパイロン接触、通過できずに足を着いてしまったりすると減点または卒検中止となります。)
普通二輪で教習を受けていた私は、第一段階の頃は転倒しそうになったり、パイロンを倒したりしてました。
どうにかできるようになったときには7秒後半を出せていましたが、アクセルワーク等の不慣れさのせいでタイムも安定して出せてはいませんでした…。
しかし、第二段階の頃にはと6秒台を平均的に叩き出せるぐらいまで成長しました!
そのコツを今回はお教えします!
走行方法
- ギアは2速
- (後輪ブレーキは使わない)
- 一つ目のパイロン突入時は曲がれる程度に加速して通過する
- 二つ目の パイロン を曲がる前にアクセルを戻して二つ目のコーンを曲がる
- 二つ目の パイロン を曲がり切ったタイミングで少しアクセルを回す
- 三つ目の パイロン を曲がる前にアクセルを戻し、三つ目のコーンを曲がる
- 三つ目の パイロン を曲がり切ったタイミングで少しアクセルを回す
- 四つ目の パイロン を曲がる前にアクセルを戻し、四つ目のコーンを曲がる
- 四つ目の パイロン を曲がり切ったタイミングで少しアクセルを回す
- 五つ目の パイロン を曲がる前にアクセルを戻し、五つ目のコーンを曲がる
アクセルワークのポイント
上の画像の、青丸の所がアクセルを回す箇所ですが、一つ目の パイロン については、加速が十分にあれば曲がった後(画像で言うと左から三つ目の青丸)にアクセルを回す必要はありません。
そのまま二つ目の パイロン に突入できます。
アクセルワークが苦手な方は、スラローム突入時にできるだけ加速しましょう!
目標タイムの底上げも可能です。(私はこの方法で平均6秒台を叩き出していました。)
ただし、加速が不十分であるとエンジンブレーキの影響で二つ目の パイロン に差し掛かるあたりで速度が落ちすぎてしまいますので気を付けてください!
また、後輪ブレーキについてですが、私は使いませんでした。
というよりも、教官の方から教えてもらってませんね…。
後輪ブレーキを用いると パイロン を曲がる際にバイクを倒しやすくなるらしいですが、後輪ブレーキを用いずとも全然曲がれます!
エンジンブレーキも十分過ぎるほど掛かりますし、タイムにも関わってくるので私個人としては後輪ブレーキは必須ではないと感じます。
走行位置
スラロームは走行位置が非常に大事です。
スラローム突入時はなるべく右よりで突入しましょう!
スラロームの出入り口にはコーンが離れて二つ置いてあります。
最初から左よりで突入してしまうと一つ目のパイロンを曲がるのが大変になりますので気を付けてください!
スラロームの実際の走行位置としては、パイロンとパイロンの丁度中間地点を通り抜けるようにすると楽にスラロームをクリアできると思います。(上の画像の通り)
パイロンとパイロンの中間地点より前を通るとアクセルを長く回さなければ次のパイロンに到達する前に速度が落ちすぎてしまいます。
逆にパイロンとパイロンの中間地点より先を通ると、後半のパイロンを曲がり切れなくなりパイロンにぶつかってしまう可能性がありますので走行位置には気を付けましょう!
乗車姿勢
乗車姿勢はスラロームの安定性に直結します。
ニーグリップは必須ですので、バイクを太ももででしっかり挟み込みましょう!
ニーグリップをすることで方や上半身の余計な力が抜け、重心も安定するため、ハンドル操作がしやすくなります。
それに加え、足はかかとの方に力を入れて踏ん張りましょう!
つま先に力を入れて踏ん張ると、ギアが1速に入ったり、ニュートラルに入ってしまいます。
私はつま先に力を入れてしまっていたためスラロームの途中でよくニュートラルに入っていました…。
また、スラロームを行う際に右や左にバイクを傾けますが、その際、頭はぶれないようにしましょう!
上手な人は頭が左右に振れません!
右にバイクを傾けても左にバイクを傾けても上半身はぶれないよう気を付けましょう!
ハンドル操作
上手く曲がれない=ハンドル操作が悪いと思っている方も多いのではないでしょうか?
違います。
上手く曲がれないのはハンドル操作が原因ではありません。
バイクの傾けが甘いからです。
スラロームでパイロンを曲がる際、手の力を使ってハンドルを切るということはまずありません。
バイクを傾けたときに勝手にハンドルが切れるので、余計な力は必要ありません。
そのため、「ハンドル操作が…」と思っている方はバイクを十分傾けられるよう意識してスラロームを行ってみましょう!
バイクを傾けることによる恐怖心の振り払い方については次でお話したいと思います。
バイクを傾けるのが怖い?恐怖心を振り払うには?
パイロンを曲がるとき、「転倒したらどうしよう…」と思う方は多いのではないでしょうか?
私もまさにその状態で、最初の頃は恐怖からかバイクを傾けられず、パイロンにぶつかっていました…。
そういう方は、教官のバイクの後ろに乗せてもらって、傾きに慣れるまでスラロームを体験しましょう!
恐らく、どこの教習所でもやっていることだと思います。
教官の後ろに乗ってスラロームを体験すると、「こんなに傾けてもバイクは倒れないんだ!」と実感することが絶対できます。
私は数回体験した結果、恐怖心に打ち勝つことができましたし、その体験で傾け方を学習することができました!
傾けるのが怖いという方は是非教官の後ろに乗せてもらってスラロームの体験をしましょう!
おすすめの記事
乗車/発進/降車/停車・スラローム・一本橋・クランク/S字クランク・坂道発進・急制動の手順やコツ、免許併記/書き換え、新車・中古車バイク購入・任意保険おすすめ、エンジントラブル、感応式信号機、駐車場の注意事項などに関するまとめ記事です!
最後に
スラロームは課題の中の二つ目の難関です。
最初の頃はパイロンにぶつかったり、アクセル操作が上手くできずにこけそうになったりすると思います。
しかし、コツを掴めばすぐ上達できる課題でもあります。
無事みきわめや卒検までにスラロームをマスターしておきたいものですね!
スラロームに苦手意識を持っている方の助けに少しでもなれればいいなと思っております!
コメント