全世界・先進国・米国株式(全米/S&P)おすすめはどっち?違いは?

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つみたてNISAやIDeCo、企業型確定拠出型年金(企業型DC)などで投資をするにあたり、どちらのインデックスファンドに投資をしようか…と迷っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

どうしても人というものは、目先の利益に飛びつきがちで、リスクを考えずに利回りを最優先して銘柄選択してしまったり、皆が買っているから/インフルエンサーが勧めているから同じ銘柄を買おうと判断してしまったり、また、投資初心者にあるあるですが、自身のリスク許容度を過大評価してリスクの高い銘柄を購入してしまって暴落時にメンタルがやられてしまったり…という人が一定数存在します。

そのため、今回は、「全世界株式インデックスファンド」(VT)と「先進国株式インデックスファンド」、「米国株式(全米/S&P)インデックスファンド」(VTI/VOO)の特徴や違い、比較、また、おすすめはどっちか、その他、組み合わせて/両方買っても良いかというところをご紹介していきたいと思います!

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全世界・先進国・米国株式インデックスファンドの特徴や違い(比較)

「全世界株式インデックスファンド」(VT)とは?特徴は?

全世界の株式市場の動きを捉えることを目指して、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスやFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指すファンドです。

全世界の先進国から新興国の株式に幅広く投資できるため、分散投資という観点からこれ一本でリスク分散が可能な優秀な銘柄/商品です。

なお、米国株式の割合が約6割ほどあるため、米国の市場の影響を強く受けます。

中小型株の中には成長の見込めない企業も一定数存在します。

また、割合は低いものの10%ほど新興国株を含んでいるため、カントリーリスクや為替リスクなどが先進国株式インデックスファンドと比べて若干ではありますが高いです。

全世界株式インデックスファンドの詳細を知りたい/興味のある方は以下の関連記事をご覧ください。

関連記事:楽天/SBIとeMAXIS Slim全世界株式のおすすめはどっち?違いは?

「先進国株式インデックスファンド」とは?特徴は?

日本を除く先進国の株式に投資を行い、MSCIコクサイ・インデックスと連動する投資成果を目指すファンドです。(先進国株式だと大体このMSCIコクサイ・インデックス指数ですね。)

MSCIコクサイ・インデックスとは、アメリカの企業であるMSCI Inc.が提供する株価指数の一つであり、先進国23か国から日本を除いた22か国の株式市場の大型株、中型株(約1300銘柄)をカバーしているのが特徴で、時価総額加重平均型株価指数となっています。

日本が除かれている理由は、日本人であれば日本の株式を個別に持っていたりするため重複しないように…という配慮、また、日本の株式を別に購入/保有し管理したいから日本は不要といった方に配慮された日本向けの株価指数であるためです。

なお、米国株式の割合が約7割あるため、全世界株式インデックスファンドよりも米国の市場の影響を強く受けます。

先進国の株式に分散投資されているため、ある程度の分散投資となっておりリスクの分散となっております。

また、先進国は政治等が安定しているので、カントリーリスクや為替リスクなどによる影響は新興国と比べると少ないです。

ただし、新興国の株式が含まれていないということは、新興国の株式が急成長し、先進国よりも高いパフォーマンスを出したとしてもその波には乗っかることができないということには留意したいですね。

関連記事:投資(つみたてNISA,iDeCo,企業型DC)のリスクとしないリスク

米国株式(全米/S&P)インデックスファンド(VTI/VOO) とは?特徴は?

米国株式市場の動向を示す代表的な株価指数のCRSP USトータル・マーケット・インデックスやS&P500に連動する投資成果を目指すファンドです。

米国一国のみが投資対象という点が特徴です。

経済成長をけん引してきた中心の国が米国であったということもあり、米国のみに投資する方もいらっしゃいますが、米国のみであるため、カントリーリスクが非常に高いです。

過去のデータからみると、ご紹介してきた中では運用利回りが一番高いため、魅力的に映ってしまう銘柄です。

米国株式(全米/S&P)インデックスファンドの詳細について詳細を知りたい・興味のある方はよろしければ以下記事をご覧ください。)

関連記事:S&P500と全米株式インデックスファンドおすすめはどっち?違いは?

全世界・先進国・米国株式(全米/S&P)インデックスファンド違い/比較(まとめ)

ファンド名指数指数の特徴一般的な運用コスト運用利回り
全世界株式インデックスファンド・FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
・MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
・約49か国で約9000銘柄(全世界の98%カバー)
・約50か国で約3000銘柄(全世界の85%カバー)
時価総額加重平均型株価指数
下より高い下より低い
先進国株式インデックスファンドMSCIコクサイ・インデックス 約50か国で約3000銘柄(全世界の85%カバー)
時価総額加重平均型株価指数
中間中間
米国株式(全米/S&P)インデックスファンド・CRSP USトータル・マーケット・インデックス
・S&P500
・約4000銘柄(米国株式市場で投資可能な銘柄ほぼ全て)
・500銘柄(米国株式市場の約8割)
時価総額加重平均型株価指数
上より低い上より高い
全世界・先進国・米国株式(全米/S&P)インデックスファンド違い/比較
※国や銘柄、それらの割合、また、運用コストや運用利回りについては、その時々により変わっている可能性があります。
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全世界・先進国・米国株式(全米/S&P)インデックスファンドのどっちがおすすめ?

投資初心者には全世界株式インデックスファンドをおすすめします。

理由は、20年後、30年後、40年後…、どこの国が覇権国家となっているかは誰にも分かりませんし、全世界株式インデックスファンドに投資をしておけばどこの国がトップになってもファンドが勝手に国や銘柄の比率を良い感じに調整してくれるため、全世界の経済や市場の成長の恩恵をいついかなる時代においても受けることが可能です。

全世界で見れば、人口も増加しますし、国も企業もより成長していくことが約束されているようなものですから、ある意味、全世界株式に積立しておくのが一番安心であり、変なストレスがなく積立投資ができます。

また、先進国株式や米国株式のみに積立していた場合で、先進国株式や米国株式が低迷期に入ってしまった場合に、「今後も低迷し続けるのではないか…」、「新興国株式を買っておけばよかった」、「現在成長しているパフォーマンスの高い他の銘柄に切り替えた方が良いのではないか…」と不安になることがあります。

全世界株式であれば、こういった不安はなくなりますね。

仮に、このような場面で心が揺れてしまうような方はリスク許容度が低い方であると思われるため、先進国株式や米国株式といった一定の国のみの積立投資よりも全世界株式インデックスファンドに積み立てるのが良いと思います。

先進国株式や米国株式にしたいと思っている方は、先進国や米国の成長を今後もずっと信じ続けられるかどうかなどを今一度検討していただき、自身のリスク許容度の範囲内であれば、積立を行うのが良いと思います!

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全世界・先進国・米国株式(全米/S&P)インデックスファンド両方/組み合わせて買うのはあり?

投資する国の比率を変えたいという意図であれば、全世界株式や先進国株式、米国株式のいづれか2つを選択して購入するのはありだと思います。

ただし、単に銘柄を増やせばリスク分散になるだろうという意思のもと複数銘柄買うのはおすすめしません。(投資対象の国などが被ってしまうため、分散投資の意義が大変薄いためです。)

私であれば、全世界株式を買う場合、先進国株式や米国株式は買いません。(全世界株式一本にします。)

理由は、全世界株式の米国株式の割合や先進国株式の割合は非常に高く、別途先進国株式や米国株式を買って比率を上げる必要は薄いと考えているためです。

同様に、先進国株式と米国株式の両方買いについても、先進国株式の中の米国株式の割合は高いため、別途米国株式を買って比率を上げる必要は薄いと考えています。

なお、当然ですがこの考え方については、個人個人で違います。

最初に記載したとおり、比率を変えたいという意図であれば、組み合わせても良いと思っています。

全世界株式の中の米国株式の比率を上げたいなら、全世界株式と米国株式を。全世界株式の中の先進国株式の比率を上げたいなら、全世界株式と先進国株式を。先進国株式の中の米国株式の比率を上げたいなら、先進国株式と米国株式を買って自己流に比率をカスタマイズしても良いですね。

補足ですが、全世界株式や先進国株式、米国株式は、新興国株式の比率が少ないか、そもそも新興国株式が含まれていません。

そのため、新興国株式の成長に期待するのであれば、サテライト的に、月の積立金額総額の5%~10%程度、新興国株式インデックスファンドに割り振って積立するというのもありだとは思ってます。

関連記事:長期投資に新興国株式インデックスは不要?おすすめしない?【投資信託】

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おわりに

今回は、全世界株式、先進国株式、米国株式インデックスファンドの違いや特徴、両方買うのはありかなどをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

株式に投資しよう!といざ決めても、この3つのインデックスファンドのどれが一番良いか迷ってしまうと思います。

当然ですが、数十年先の未来を見通せる人はいないため、私含め、ほとんどの人は、自身のリスク許容度や過去や現在のデータなどを精査したうえで自身の信じる道(インデックスファンド)を選んで投資を行っています。

インフルエンサーなどの意見に流されて適当に銘柄選びをしてしまうと、暴落時や長期低迷時に他の成長している銘柄にスイッチングして最終的に利回りが悪くなり後悔するようなことにもつながりますので、銘柄選びは自身でしっかり納得したうえで購入しましょう!

少しでもこの記事が参考になれば良いなと思っております。

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