投資(つみたてNISA,iDeCo,企業型DC)のリスクとしないリスク

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会社が企業型確定拠出年金(企業型DC)を採用しており投資(信託)をやらざるを得ないという方やつみたてNISA・iDeCoを始めようと思っている方は多いかと思います。

投資を始めるにあたりよく言われるのが「投資にはリスクがあります」の一言。

投資と聞くと、まず思い浮かべてしまうのはFXや信用取引で、元本が消滅したり、それどころか負債(借金)を抱えてしまうリスクがあるのでは?投資は危険では?と心配になる方がいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身、約4年前に会社が「企業型確定拠出年金」を採用したことがきっかけで投資をやり始め、当時何も分からないまま、また、投資のリスクを勘違いしたまま投資を行ってきたために、おかしな銘柄選定を行い、そのことに気づいたときに後悔したという経験があります。

投資のリスクをしっかり理解することで、銘柄の選定に後悔することも少なくなりますし、今後の資産を大きく上昇させることができる可能性もあります。

今回は、投資の中でも長期・積立・分散が基本の、「つみたてNISA」や「iDeCo」、「企業型確定拠出年金(企業型DC)」のリスクとそれらをしないリスクなどをご紹介していきたいと思います!

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つみたてNISA,iDeCo,企業型確定拠出年金(企業型DC)のリスクとは

つみたてNISA,iDeCo,企業型確定拠出年金(企業型DC) などの投資における代表的なリスクを3つほどご紹介します。

価格の振れ幅(値動き)によるリスク

「投資にはリスクがあります」という言葉をよく聞くかと思いますが、このリスクは「価格の振れ幅(値動き)」によるリスクを指すのが一般的です。

株式であれば株価、債券であれば債権価格ですが、これらは、日々上下に値動きを繰り返します。

特に株式は債権よりもその値動きの幅が大きいです。

価格が上がれば利益が出る可能性がありますし、価格が下がれば損をする可能性もあります。

価格が下がることで、いわゆる元本割れの可能性が出てきます。

これが一番のリスクとなります。

ただし、勘違いしやすいのですが、FXや信用取引と違い、つみたてNISAやiDeCo、企業型確定拠出年金(企業型DC)といった投資信託は、元本が消失してしまう可能性や負債(借金)を抱えてしまうということはありません。

また、過去のデータを見て分かることは、ITバブルやリーマンショック、コロナ時の暴落があるように、一時的にガクンと下落する場面もありますが、長期的に見れば右肩上がりとはなっており元本割れのリスクは非常に小さいことが分かります。(勿論、過去のデータが未来を保証するわけではありません。)

為替(変動)リスク

海外の株式や債券に投資した場合、円と海外通貨の関係(為替レート)により為替差損益が生じます。

為替差損が発生する可能性があることを為替(変動)リスクと言います。

例えば、米国のとある株式(株価1ドル)を1ドル=100円の時に購入したとします。

1年後、株価1ドルのままの株式を、1ドル=110円の時に売却すると、株価が変わっていないのにもかかわらず、10円の利益が発生します。これが為替差益です。

逆に、1ドル=90円の時に売却すると、マイナス10円の損益が発生します。これが為替差損であり、為替リスクとなります。

つまり、購入時のときよりも円安になれば為替差益が発生し、円高になれば為替差損が発生します。

為替リスクについて話してきましたが、長期的に積立を行うつみたてNISAなどの投資信託ではそこまで気にしなくても良いのかなという感じです。

というのも、外国の株式などを購入するとき、外国の通貨と比べ円の価値が高い時もあれば安い時もあり、最終的には為替差損益については平均的なところに落ち着くと思うので、外国の株式や債券を購入する際は為替リスクがあるんだな程度の理解があるだけで個人的には良いのかなと感じています。

カントリーリスク

特定の国、地域の政治や情勢、環境といった変化や不透明感などによる不安で、株価などが大きく変動することをカントリーリスクと言います。

戦争や紛争、テロ、政策変更、急激なインフレ、デフォルト、バブル崩壊など多くのカントリーリスクがあり、新興国など政治が不安定な国、地域がよりリスクが高いとされています。

2021年だと、中国でゲームの規制や学習塾の規制、不動産税の試験的導入などにより、株価は急落しましたね。(一部中国恒大集団の影響もありますが…。)

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投資信託における販売会社・運用会社・信託銀行が破綻したら元本は?

結論としては、販売会社や運用会社、信託銀行のいずれかが破綻したとしても、制度的に守られます。

私自身、投資(企業型確定拠出年金)を始めた当初、「どこかが破綻したら元本100%消失してしまうんだ、だから分散投資が勧められているんだ!」と思い切り勘違いして、同じ値動きをするものを含めて15個ぐらいの銘柄に投資するというアホなことをしていた経験があります。

しかし、制度的に投資家が守られるような仕組みづくりとなっているため、元本100%消失するということはありません。

ただし、元本100%守られるというわけではないことに注意が必要です。

というものの、場合によっては、破綻により投資信託の運用が中止(繰上償還)となり、その時点での基準価額で換金されてしまうということもあるためです。

例えば、基準価額1万円の投資信託を購入していたとして、基準価額8000円のときにその投資信託を運用している運用会社が破綻し運用中止となった場合は、破綻時の基準価額である8000円で強制的に換金されてしまうということです。

この場合、1万円で購入していたのにもかかわらず、8000円で換金されてしまったため、2000円のマイナスとなります。

このように、元本100%が消失することはないものの、元本100%が保証されるわけではないという点は理解しておきたいポイントです。

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つみたてNISA,iDeCo,企業型確定拠出年金(企業型DC)をしないリスクとは

現在、銀行に預けていても金利0.01%のところがほとんどであり、預けていてもお金は全然増えません。勿論減りもしませんが…。

ただし、インフレによる物価上昇により、お金の価値が相対的に減少するというリスクがあります。

金利の上昇率が物価の上昇率よりも高ければ、お金の価値が相対的に減少するということはないのですが、昨今、銀行の定期預金に預けていても金利が非常に低いため、物価の上昇についていけないというのが現状だと思います。

実際、弁当の上げ底やお菓子等の内容量の減少など、目に見えにくい形で物価の上昇を感じています。

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補足:投資の弊害(メリット/デメリット)

投資を始めるまたは行うことで、世界の経済事情や金融情報に興味が湧くようになります。

金融リテラシーの向上につながるというメリットはあるものの、自身が購入した投資信託などの日々の値動きや株価などが気になり、日常生活において投資脳になる恐れもあります。

暇さえあれば株価をチェックしたり、投資信託の損益を見たりと、常日頃気になって仕方がないという状況になるかもしれません。

つみたてNISA,iDeCo,企業型確定拠出年金(企業型DC) といった投資信託は、長期積立が大前提であり短期で成果が出せるものではないため、投資脳になりすぎないように注意しましょう。

おわりに

今回は、投資のリスクについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

記事中でも記載しましたとおり、私自身、「投資にはリスクがあります」という言葉を聞いたとき、真っ先に思ったのは、運用会社等が破産することで、そこで運用していたお金が全てなくなってしまうのでは…と勘違いし、「分散投資」の意味をはき違えていました。

投資のリスクを正しく理解することで、後悔しない銘柄選びをすることもできますし、投資に対する不安が払拭されると思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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