楽天/SBIとeMAXIS Slim全世界株式のおすすめはどっち?違いは?

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全世界株式インデックスファンド おすすめ 金融
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つみたてNISAやIDeCo、企業型確定拠出型年金(企業型DC)などで投資をするにあたり、全世界株式インデックスファンドに投資しようかなと考えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

また、全世界株式インデックスファンドに投資しよう!と思って銘柄検索をすると、何個か出てきてしまい、どれを選べばよいか分からない!となってしまう方もいるかと思います。

例えば、全世界株式インデックスファンドで人気な銘柄としては、「楽天・全世界株式・インデックス・ファンド」(楽天証券のみ)や「SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド」(SBI証券のみ)、「eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー」、「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」などがあります。

これらは案外同じように見えて連動する指数が異なっていたりと中身が若干違ったりしています。

そのため、今回は、全世界株式インデックスファンドの特徴や違い、比較、また、おすすめはどっちか、その他、両方買っても良いかというところをご紹介していきたいと思います!

関連記事:S&P500と全米株式インデックスファンドおすすめはどっち?違いは?

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楽天/SBIとeMAXIS Slim全世界株式インデックスファンド(VT)の特徴や違い(比較)

楽天・全世界株式・インデックス・ファンド(VT)とは?特徴は?

全世界の株式市場の動きを捉えることを目指して、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指すファンドです。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、イギリスの企業であるFTSE Internatinal,Ltd.が提供する株価指数の一つであり、全世界の株式市場の約98%をカバーし、大型株、中型株、小型株(約9000銘柄)までを幅広くカバーしているのが特徴で、時価総額加重平均型株価指数となっています。

なお、米国株式の割合が約6割ほどあるため、米国の市場の影響を強く受けます。

先進国から新興国の大型株~小型株までをこのインデックスファンドだけで幅広く網羅しているため、分散投資という観点からは非常に優秀な銘柄です。

ただし、中小型株の中には成長の見込めない企業も一定数存在します。

また、割合は低いものの約1割ほど新興国株を含んでいるため、カントリーリスクや為替リスクなどが多少あります。(リスクそのものについて詳細を知りたい・興味のある方はよろしければ以下記事をご覧ください。)

関連記事:投資(つみたてNISA,iDeCo,企業型DC)のリスクとしないリスク

SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド(VT)とは?特徴は?

楽天・全世界株式・インデックス・ファンドと同じ内容となるため、説明は割愛します。

理由は、連動する指数が同じであるためです。(SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドもFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指すファンドです。)

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーとは?特徴は?

日本を含む、先進国及び新興国の株式市場の動きを捉えることを目指して、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指すファンドです。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとは、Morgan Stanley Capital Internationalが提供する株価指数の一つであり、全世界の株式市場の約85%をカバーし、大型株、中型株(約3000銘柄)までを幅広くカバーしているのが特徴で、時価総額加重平均型株価指数となっています。

こちらも米国株式の割合が約6割ほどあるため、米国の市場の影響を強く受け、また、新興国株式の割合が約1割ほどあります。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスの指数と比べると、全世界の株式市場のカバー割合が低い、投資銘柄数が少ないと感じるかもしれませんが、どちらも全世界株式の株価指数としては有名な指数であり、チャート上で重ねてみても価格の振れ幅(値動き)に大きな違いはありません。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスについて、細かいことを言えば先進国/新興国とする国が違うなどといった細かい違いはあるのですが、価格の振れ幅(値動き)の影響は軽微であるため割愛します。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)とは?特徴は?

日本を除く、先進国及び新興国の株式市場の動きを捉えることを目指して、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスから日本を除いたものに連動する投資成果を目指すファンドです。

特徴としては、日本が投資対象から外れていることが特徴で、それ以外はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに準じます。

日本が投資対象から外れている分、米国株式の割合がMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと比べ若干高め(約3~4%高め)です。

楽天/SBIとeMAXIS Slim全世界株式インデックスファンド違い/比較(まとめ)

ファンド名指数指数の特徴運用コスト運用利回り
楽天・全世界株式・インデックス・ファンド
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス ・約49か国で約9000銘柄(全世界の98%カバー)
・時価総額加重平均型株価指数
楽天:一番高い
SBI:一番低い
下と大差なし
eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス・約50か国で約3000銘柄(全世界の85%カバー)
・時価総額加重平均型株価指数
下より低い上と大差なし
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスから日本を除いたもの・約49か国
・時価総額加重平均型株価指数
上より高い上二つより若干高め
楽天/SBIとeMAXIS Slim全世界株式インデックスファンド違い/比較
※国や銘柄、それらの割合、また、運用コストや運用利回りについては、変わっている可能性があります。
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楽天/SBIとeMAXIS Slim全世界株式インデックスファンドのどっちがおすすめ?

どれも運用利回りに大きな差はないため、私個人としては、楽天証券であれば「eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー」、SBI証券であれば「SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド」が運用コストが低いためそちらをおすすめします。

日本株を個別に多く持っている方や、日本株のインデックスファンドやアクティブファンドなどを別に積立しようと思っている方であれば、「全世界株式(除く日本)」のインデックスファンドでも良いと思います。

また、日本株に期待なんてしていない!現時点で少しでも利回りが高いやつがいい!という方であれば「全世界株式(除く日本)」のインデックスファンドでも良いかもしれません。

なお、日本含む全世界株式インデックスファンドの日本株の割合は約5~6%程度で、そもそも日本株の割合は少ないです。

そのため、全世界株式インデックスファンドであれば、日本を含む全世界が対象となっており、かつ、運用コストの安いインデックスファンドがおすすめです。

※「eMAXIS Slimシリーズ」のファンドは、低コストを目指し続けるファンドなので、そのうち「SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の運用コストと同等かそれ以下のコストになる可能性があります。

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全世界株式インデックスファンド(MSCI/FTSE指数)を両方買うのはあり?

なしです。一つだけにした方が賢明です。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは多少の違いはあれど、価格の振れ幅(値動き)はほぼ同じです。

「連動する指数が違うし念のためリスク分散のためにMSCIとFTSEに連動する全世界株式をそれぞれ買っておこう」という考えの人もいるかもしれませんが、リスク分散とは何なのか、今一度よく考えていただければと思います。

関連記事に、投資におけるリスクを解説した記事がありますので、リスクに関して誤解している方がいらっしゃればそちらの記事もご覧いただければと思います。

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おわりに

今回は全世界株式インデックスファンドをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

全世界株式インデックスファンドは、投資初心者の方にもおすすめの商品ですし、長期的な投資としては正直一番スタンダードで間違いのない投資先だと個人的に思っています。

先進国株や新興国株、米国株は、30年、40年後の将来(株式の成長)を見通すことは困難ですが、全世界株であればどこかの国は必ず成長はしますし、全世界でみれば右肩上がりに成長していくだろうと容易に想像しやすいです。

因みに、私の企業型確定拠出年金(/iDeCo)は、全世界株式インデックスファンドに近い運用にしています。(全世界株式インデックスファンドがなかったため、先進国株式インデックスファンドと新興国株式インデックスファンドを8.5:1.5の割合で運用中。)

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

※因みに、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスやFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスの国の構成などの詳細を知りたい方は、それぞれのfactsheetから最新情報を確認することができます。(英語で検索する必要があります。)

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